プロ競輪選手の川井泰介さん。
練習の合間に足繁くトレーニングしに来てくれています。
写真左のレッグプレスは400キロという高負荷で実施し、股関節筋群を最大限強化しています。
もちろん高負荷を扱う事で筋量を増加させることが目的ではありません。
座席によって正しく立ち上げられた骨盤、そして筋肉の緊張時間を可能な限りタイムリーにして動かすことで、不必要な力みがなく、実動作に近い動作形態をトレーニングで再現することが目的です。
このようなトレーニングを継続していくことが本質的なパワーの増大に繋がります。
自転車に乗る際の脚の回転動作を例に例えるとイメージしやすいと思います。回転中、常に力を入れ続けているわけではありませんね。踏み込み時、あるいは引き付け時に一瞬力を込め、後はその惰性によって回転スピードが高まります。
惰性時には出来るだけ力みが抜け、筋肉が弛緩した状態(力みなく力を発揮している状態)を保てるとスピードは高まり、動作はとてもしなやかなモノとなります。
全ての動作においてこのような力の発揮が求められるのです。つまり筋肉に一定の負荷を与え続け、常に緊張状態を強いられ続けてトレーニングしていては実際の動作に結び付きにくく、しなやかさを失ったり、動作スピードの低下が起こりかねないのです。
また常に緊張状態に強いられるようなトレーニングでは末端部(前腕やふくらはぎ等)の緊張も必要以上に起こりやすく、これも根幹部(肩甲骨や股関節)の動作に制限をかけ、機能的な動作が失われる原因となるでしょう。
このような緊張が起こりにくく実動作に直結した動作で鍛えることが出来るのがクラブワントレーニングの特徴の一つです。
川井プロ!!!しなやかで伸びのある走りを期待しています!!!